製品と撹拌装置の型式

「撹拌をやさしく捉えてみよう【撹拌装置で使用する主な撹拌羽根と型式の分類】」のページの続きとなります。

ここでは，製品の製造に適した撹拌装置について考えてみることにします。

以下に，みづほ工業の経験と実績に基づいた撹拌装置の選定事例について紹介します。

📝[memo]　あくまで参考事例となります。製品が製造できることを保証するものではありません。

クリーム・乳液・美容液の製造

クレンジングフォーム・マヨネーズの製造

ジェルの製造

化粧水の製造

シャンプー・ヘアリンスの製造

ヘアジャム・ヘアワックスの製造

リキッドファンデーション

口紅・スティックファンデーションの製造

洗顔フォームの製造

練り歯磨きの製造

ハップ剤・テープ剤の製造

撹拌マップ

全ての事例に当てはまるわけではありませんが，代表的な化粧品における「密度ρ」と「粘度η」を参考までに示してみたいと思います。

具体的な数値を示しておらず化粧品を明確に分類することは難しいですがこのようなイメージ図になるかと思います。

次に，“高速撹拌機”を有する型式と“低速撹拌機”のみを有する型式を当てはめてみます。

すると，下図のような「撹拌マップ」が得られます。

📝[memo]　これらの「撹拌マップ」は，あくまで参考イメージ図となります。製品が製造できることを保証するものではありません。

📝[memo]　先述した「製品と撹拌装置の型式」とは一致していない組み合わせを含んでいます。実際に製品の試作をすることで，撹拌装置の最適な型式を絞り込んでいきます。

📝[memo]　化学品や食品等においては，物性が近い化粧品を参考に検討いただければと思います。