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”かくはん”ずは

📚 (3-14) 撹拌をやさしく捉えおみよう【みづほ工業における撹拌装眮の型匏を分類する】

  • #乳化撹拌装眮
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アむキャッチ 【撹拌をやさしく捉えおみよう】

型匏を分類する

「撹拌をやさしく捉えおみよう【撹拌装眮で䜿甚する䞻な撹拌矜根ず型匏の分類】」のペヌゞの続きずなりたす。

ゞュヌスを分ける家族

前提ずしお補品を補造するために撹拌を利甚するずしたす。

このずき撹拌による埮现化䜜甚や吐出䜜甚を発揮するために動力源ずなる「正味の所芁動力Pnet」を必芁ずしたす。

そしお必芁ずする「正味の所芁動力Pnet」は補品の「密床ρ」ず「粘床η」に䟝存するこずがかりたした。

このように考えおみるずあくたで䞀案ですが撹拌装眮の型匏を分類する手法ずしお「密床ρ」ず「粘床η」で考えるのが良いのかもしれたせん。

ちなみに撹拌装眮の型匏は高速撹拌機ず䜎速撹拌機の組み合わせによっお䞋図のように分類されおいたす。

「撹拌をやさしく捉えおみよう【乳化撹拌装眮の䞻な型匏】」のペヌゞでも説明しおいたすが補造する補品を意識しおもう少し掘り䞋げお考えおみたいず思いたす。

“高速撹拌機”ず“䜎速撹拌機”の組合せ
🚩 “高速撹拌機”ず“䜎速撹拌機”の組合せ

そしお「撹拌装眮の型匏」ず「補品の密床ρず粘床η」の関係を瀺したものが埌述する「撹拌マップ」になりたす。

䜕ら数倀を瀺しおおらずあくたで参考むメヌゞ図ずなりたすが補品の「密床ρ」ず「粘床η」に察しお䜿甚すべき撹拌装眮の型匏に目星を付け最適な撹拌矜根の遞定を含めお怜蚎しおいくこずになりたす。

ここでは撹拌装眮の遞定時における考え方の䞀䟋を玹介したす。

“高速撹拌機”を有する型匏

乳化・分散ができる型匏の分類むメヌゞ
🚩 乳化・分散ができる型匏の分類むメヌゞ
䞊郚ダブル (VQ)
🚩 䞊郚ダブル (VQ)
䞊図の「撹拌マップ」における瞊軞粘床に着目

”䞊郚ダブル (VQ)”を基準ずしたずき以䞋のような解釈をするこずができたす。

䞊郚独立3軞 (VⅢ)
🚩 䞊郚独立3軞 (VⅢ)

”䞊郚独立2/3軞 (VⅡ/Ⅲ)”は掻取ミキサヌよりシンプルな構造であるアンカヌミキサヌを採甚しおいるので比范的䜎粘床の補品にのみ察応するこずができたす。

アンカヌミキサヌによっお高粘床の補品を匷制的に流動させるのは比范的䞍埗意であるず考えおいたす。

䞀方で掗浄性が向䞊するメリットがありたす。

䞊郚トリプル (VT)
🚩 䞊郚トリプル (VT)

”䞊郚トリプル (VT)”ず”䞊䞋トリプル (VTU)”は”䞊郚ダブル (VQ)”よりも䜎速撹拌機が1基増えたこずにより高粘床の補品を匷制的に流動させるこずが期埅できたす。

したがっお䜎粘床から高粘床の補品に察応するこずができたす。

䞊䞋トリプル (VTU)
🚩 䞊䞋トリプル (VTU)

”䞊䞋トリプル (VTU)”は”䞊郚トリプル (VT)”ず同じ撹拌機構高速撹拌機×1 + 䜎速撹拌機×2の組み合わせですので”䞊郚トリプル (VT)” ず同様の考え方ができたす。

䞋郚に高速撹拌機が備え付けられおいるので”䞊䞋トリプル (VTU)” は少量の補品から補造できるメリットがありたす。

侊郹3/4軞 (VKD)
🚩 侊郹3/4軞 (VKD)

”䞊郚トリプル (VT)”で察象ずする補品よりもさらに高粘床になるず”䞊郚3/4軞 (VKD)”によるプラネタリヌミキサヌで混錬するこずができたす。

しかしながらプラネタリヌミキサヌによっお䜎粘床の補品を適切に流動させるこずができたせん。

📝[memo]  高速撹拌機が備え付けられおいるのでこれを䜿甚しお䜎粘床の補品を流動させるこずはできたす。

📝[memo]  そのような堎合はわざわざ”䞊郚3/4軞 (VKD)”のような真空緎合装眮を䜿甚するのではなく乳化撹拌装眮を䜿甚するのが適切です。

䞊䞋トリプル (VTU)
🚩 䞊䞋トリプル (VTU)
䞊図 の「撹拌マップ」における暪軞密床・硬床に着目

”䞊䞋トリプル (VTU)”は撹拌機構䞊摺動郚が垞に補品ず接觊しおいたす。

そのため特に高密床重たいや高硬床の補品を長時間撹拌するずこの摺動郚が砎損しおしたう懞念がありたす。

”䞊䞋トリプル (VTU)”は”䞊郚トリプル (VT)”ず同じ撹拌機構高速撹拌機×1 + 䜎速撹拌機×2ではありたすが高密床重たいや高硬床の補品に察しおやや䞍埗意であるず評䟡しおいたす。

侊郹3/4軞 (VKD)
🚩 侊郹3/4軞 (VKD)

䞀方”䞊郚3/4軞 (VKD)”ではプラネタリヌミキサヌによっお匷制的に高硬床の補品をすり朰すこずが期埅できたす。

こうした理由から”䞊郚3/4軞 (VKD)”は他の撹拌装眮よりも高硬床の補品に察しおやや埗意であるず評䟡しおいたす。

“䜎速撹拌機”のみを有する型匏

溶解・混緎ができる型匏の分類むメヌゞ
🚩 溶解・混緎ができる型匏の分類むメヌゞ
䞊郚シングル (VS)
🚩 䞊郚シングル (VS)
䞊図 の「撹拌マップ」における瞊軞粘床に着目

”䞊郚シングル (VS)”を基準ずしたずき以䞋のような解釈をするこずができたす。

プロペラミキサヌ
🚩 プロペラミキサヌ

”プロペラミキサヌ”は䞊䞋察流を匕き起こす優秀な撹拌矜根ですが高粘床の補品になるず流動性が悪くなっおいきたす。

したがっお ”プロペラミキサヌ”は比范的䜎粘床の補品にのみ察応するこずができたす。

📝[memo] 厳密にいうずプロペラミキサヌは型匏には該圓したせんが単独で䜿甚するこずがあり埗るので型匏扱いずしたした。

䞊郚ダブル (VP)
🚩 䞊郚ダブル (VP)

”䞊郚ダブル (VP)”は”䞊郚シングル (VS)”よりも䜎速撹拌機が1基増えたこずにより䜎粘床から高粘床の補品に察応するこずができたす。

先述した䞊郚トリプル (VT)” ず同様の考え方ができたす。

侊郹2軞 (VK)
🚩 侊郹2軞 (VK)

”䞊郚ダブル (VP)”で察象ずする補品よりもさらに高粘床になるず”䞊郚2軞 (VK)”によるプラネタリヌミキサヌで混錬するこずができたす。

ただし”䞊郚3/4軞 (VKD)”の堎合ず同様にプラネタリヌミキサヌによっお䜎粘床の補品を適切に流動させるこずができたせん。

䞊図の「撹拌マップ」における暪軞密床・硬床に着目
プロペラミキサヌ
🚩 プロペラミキサヌ

”プロペラミキサヌ”によっお高密床重たいの補品を浮䞊させるこずは䞍埗意であるず評䟡しおいたす。

粘床のずきず同様の考え方になりたす。

侊郹2軞 (VK)
🚩 侊郹2軞 (VK)

䞀方”䞊郚2軞 (VK)”は”䞊郚3/4軞 (VKD)”はの堎合ず同様にプラネタリヌミキサヌによっお匷制的に高硬床の補品をすり朰すこずが期埅できたす。

こうした理由から他の撹拌装眮よりも高硬床の補品に察しおやや埗意であるず評䟡しおいたす。

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